社員発案で実現!インターナルコミュニケーションを変える会社表彰の見直し
当社は、例年行っていた社内表彰制度の見直しを2024年4月からスタートしました。
社員が自ら考え、全社員が自ら手を挙げて参加するような会社表彰への改革を進めています。
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50周年プロジェクトから始まった、表彰改革ストーリー
~ありたい姿に近づくための大きな一歩~
当社では創立50周年を機に、次の50年につなげるために若手社員主導の【50周年プロジェクト】を立ち上げました。
「知る」をテーマに、社員にさまざまな気づきや学びの機会を提供し、インターナルコミュニケーションの活性化や仕事へのモチベーション・パフォーマンス向上を目指して、1年間で7つの施策を展開。
その中の一つに、インターナルコミュニケーション活性化を検討するワーキンググループ「プロモーションWG」が発足し、私も自ら手を挙げて所属することになりました。
プロモーションWGから生まれた会社表彰の見直し
「プロモーションWG」では、当社のありたい姿を体現していくために、課題を細分化。
ありたい姿の浸透において、会社が従業員に対して目指すべき指針を明確にし、評価する場が必要であると考えました。
そこでフォーカスされたのが、会社表彰制度の改革です。
これまでの表彰制度には、「自分には関係ない」「なぜ表彰されたのかわからない」「表彰された取り組みを知る機会がない」など、社員の関心があまり高くないという課題がありました。
今回の改革では、評価軸の明確化、賞タイトルの見直し、賞賛される仕組みの構築など全社員にとって注目度の高いイベントになるようにアップデートを試みました。
効果的な表彰制度のポイント
表彰制度が社員からより注目されるように、下記4つのポイントを軸に改革を進めました。
■納得:なぜ評価されているのかが明確
■共有:評価されたものが仕事につながる
■動機:評価されたことを誇りに感じる
■公平:だれでも受賞のチャンスがある
みんながエントリーしたい賞タイトルを設置
【グランプリ】
→最も当社のありたい姿を体現した取り組みやアクションに贈られる最高の栄誉
他にも、当社のありたい姿の体現に貢献している行動やアクションを表彰するため、
グランプリの他に4つ賞を設けました。
【プログレッシブ賞】~革新~
→従来の枠にとらわれない、
常識を覆すような革新的なアイデアや手法が見られた、取り組みやアクション
【アンサングヒーロー賞 】~推進~
→全社的なありたい姿の体現に向けて、
間接的に貢献した“縁の下の力持ち”な取り組みやアクション
【ファーストペンギン賞】~挑戦~
→ありたい姿を体現すべく、
失敗を恐れず積極的な挑戦が見られた取り組みやアクション(成否不問)
【U-29賞】~活力~
→29歳以下の若手社員による、フレッシュで活力あふれる取り組みやアクション
★特別表彰
→上記4つの枠には収まらない、アクションや取り組み
これまでの会社表彰制度では賞タイトルが2つしかなく、表彰される人がかなり限られており、 蚊帳の外にいると感じていた社員もいました。しかし、賞タイトルの見直しによりエントリーの間口が広がったことでより多くの社員から関心が高まりました!
「見てない」って言わせない!告知方法の工夫
会社からのお知らせはしっかりと見てない人が多数…。
会社表彰制度の改革を社内に伝えるにあたり、私たちが一番大切にしたのは、“会社が決めたこと”として一方的に伝えるのではなく、「身近な仲間が変えている」と社員に届くようにすることでした。
また、最初からドン!と大きく見せるのではなく、少しずつ盛り上がりを感じられるよう、段階的に展開することも意識しました。
▽ 実施した告知施策はこちら!
①「なんかやっているな」期
▶アワードポスター(通称:ネガにカウンターポスター)
過去の会社表彰に対する社員の声をヒアリングしたところ、
「注目していない…」「自分とは関係ないかも」というネガティブな印象。
そんな声に正面から向き合い、これまでの会社表彰から大きく変わると伝える10種のポスターを作成。さらに注目度を上げるためポスターには当社社員に出演してもらい、他の掲示物に埋もれない工夫を施しました。
また、あえて“ネガティブな本音”を切り口にしたことで、社内では「なにこれ!」「おもしろい」などの声があちこちで聞こえてきました!
※コピーは社員へのヒアリング内容をもとに作成していますが、一部表現や数値は調整しています。
▶ 同時開催:アワード総選挙
一番共感したポスターへ投票を行う、アワード選挙もポスター掲示とともに実施。
必死に呼び掛けたことで、多くの社員が参加し、ポスターへの関心をさらに高めることができました。
②「ざわざわしてきたな」期
▶社長突撃インタビュー
社長が会社表彰改定によって期待することを話す、ショート動画を作成。
社長の普段の雰囲気が伝わるようにちょっとラフに、だけど想いはしっかりと伝わるインタビュー動画を撮影し、内容はギュッと凝縮させて「最後まで見てもらえる」ことを意識して編集しました!
(真ん中:山田社長)
③「知りたくなってきたな」期
▶アワード説明会
「説明会」ですが堅苦しくならないように、動画や演出を工夫して、“変わること”への期待が高まる場に刷新しました。結果的に多くの社員が参加・視聴し、賞への関心やエントリーへの意欲の高まりも、社内の会話から実際に感じ始めています。
続編予告▶ エントリー編へ突入!
今回のコラムの公開時には、いよいよ表彰に向けたエントリーが始まっています!
若手主導の会社表彰の改革によって、今後どんなストーリーが生まれるのか、続編のコラムでお伝えしたいと思っています。
ぜひお楽しみに!